ここまで練習してきた人は、「いい加減本物のドラムセットで叩きたいんだけど!」とウズウズしていることでしょう。シンバルを叩いたりドラム回しをしてみたいと思いますよね。
ダブルストロークからのタム回しとか、ハイハット半開きでシンバル鳴らしまくりなど、ドラムには夢とロマンが詰まっています。が、そのドラムセットが置いてある場所は限られてきます。
ドラムセットがある場所は5か所あります。1か所目は楽器店です。試し打ちをさせてくれるところに限りますが、フルセットで置いてあるので店員さんに言って叩かせてもらいましょう。
2か所目は大学などの軽音サークルの部室です。練習のためにドラムセットがあるところが多いのです。学生でなくとも受け入れている大学サークルや、社会人になって集まっているサークルなどもあります。
こちらマイスネアとフットペダルが必須になってきますので(元々部室にあるものを借りることもできまが)、入部したら早いうちに揃えたいところです。
3か所目は貸しスタジオです。ここはドラムだけ叩きに来るというより、バンドを組んでからセッションや録音を行うために来るようになると思います。オリジナル曲でもコピー曲でも、ドラムがフルで叩けるのはいいですね。
4か所目はライブハウスです。こちらもバンドを組んである程度演奏ができるようになったら来ることになるでしょう。練習というよりいわゆる本番ですので、緊張の度合いが違います。
5か所目はドラム教室です。ドラム教室にフルセットがないとお話になりません。また、教えてくれるドラマーがいるので、分からないところや難しいところのコツを知ることができます。
こう書いてみると意外とドラムを叩けるところが多いですね。しかし、近所にこれらがあるならともかく、近くにどれもないと言う人もいるかもしれません。自分の住んでいる地域にないかネットで調べることも重要です。
もし調べても1つもない!という時は、電子ドラムの安いモノを購入するといいでしょう。電子ドラムといってもいろいろあり、フルセットに近いものから箱型でスペースをとらない小さなものまで様々です。
電子ドラムの長所は、イヤホンを差し込めば練習音を最小限、叩く音だけで抑えられることです。アパートなどの賃貸の人には大助かりですね。小さい電子ドラムもバスドラム用の部品がありますのでフットペダルの練習もできます。
音が実際に出ると出ないとではやはり臨場感が違いますよね。ドラムセットを叩ける場所が見つからない時は電子ドラムに頼りましょう。
お金に余裕があり、かつ隣家とも離れているという恵まれた立地に住んでいる人は、中古のドラムセットを買ってもいいかもしれません。
スペースは少なくとも1畳くらい必要になりますが、ドラムセットを購入する場合については別項で説明いたします。
ともかくどんな場所であろうとも、実際のドラムセットを触って、その音に酔いしれてください。