2ビートから16ビートまで、速さを変えてみよう

今まで8ビートだけを叩いてきたと思いますが、ビートには速さ(ハイハットを叩く回数と言ってもいい)によって種類があります。

まず一番遅いのが2ビートです。4拍子の間に2回叩くことですね。文字にすると「チッ(休憩)チッ(休憩)」という感じです。2拍目にスネアを叩くこともあります。

2ビートは曲の始まりやスローダウンする時、また裏拍で使うことが多いビートです。2ビートだけというのはスローテンポな曲調なものに使われます。

4ビートは4拍子をそのまま叩くことです。文字にすれば「チッ、チッ、チッ、チッ」ですね。これも2ビートと同じく比較的スローテンポな曲に使われます。

8ビートは最も多く使われるビートです。4拍子の中で8回叩く「チッチッチッチッチッチッチッチッ」という感じです。ロックやポップスはほとんどこの8ビートだと考えて良いでしょう。

16ビートは更に速くなります。4拍子の中で16回叩くので、ハイハットを両手で叩くことになります。文字にすると「チキチキチキチキ」という感じです。難易度が高くある程度慣れていないとリズムがズレたりします。

16ビートでのスネアは、「チキチキチドンチキチキチキドン」という感じで入れます。スローテンポの曲でも、ドラムは16ビートということもあります。

16ビートに慣れない間は、2ビートを速く叩くことでそれっぽく聞こえます。ですがやはり16ビートは習得しておいた方が色々と便利です。

そして32ビートですが、単純に言えば16ビートの倍の速さでチキチキ叩きます。相当な熟練者でないとまずリズムがズレます。手打ちでできないこともないのですが、音響機器で32ビートを足すこともあるようです。

このように、一言でビートと言っても様々な種類があります。普通の演奏ならば16ビートまでをマスターすればよいでしょう。

8ビートに慣れたなら2ビートや4ビートにはすぐ慣れると思います。16ビートは手の使い方やリズムの取り方が変わってくるので少し手間取るかもしれせん。

これもひたすら練習あるのみ。リズムは耳と手で覚えるのがベストですから、色々なビートの曲を聞いて真似してみてください。