結論から言いますと、ドラムを続けようと思うならスネアドラムとフットペダルは是非買っておくべきです。どちらも借りようと思えば借りられますが、自分の味が出せません。
叩き方のクセや個性がスネアドラムとフットペダルに現れるので、人から借りたものではしっくりこないことがあります。
また、ストロークの練習についても、スネアドラムがあった方がしやすくなります。特にドラムロールやダブルストロークなど、スネアドラムの反発力が重要になってきます。
スネアドラムがなければリムショットもできません。つまり、練習や技術の幅が狭くなってしまうのです。
フットペダルについても同じようなことが言えます。スライド奏法など特殊な踏み方はペダルがないとどうしてもベタ踏みになりがちです。
さらに言うと、最終的にバンドを組んだ時、マイスネアとマイぺダルを持っていないというのは論外です。ほんの軽い趣味程度ならばストンプのように代替え品(雑誌やダンボールなど)で自宅でできるのですから。
そうでなくて、ドラムのフルセットでビートを刻みたいんだ、曲を完奏したいんだ、ギターやベースとセッションしてリードしたいんだ!という人は必需品だと言って過言ではありません。
逆に言えば、その2つを持っていないと「え!?ドラマーなのに持ってないの?」という目で見られます。いくら代替え品で練習を積んでいても、ドラムの技量まで下に見られがちです。
実際のモノに触れてこそナンボなドラマーですから、スネアやフットペダルに馴染んでいないのはドラマーとして致命的です。少しの狂いが全体の乱れに繋がってしまうのがドラムという楽器です。