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ドラム教室は上達への早道か?

ドラムを叩いている人の多くは、先輩に教えてもらったり独学でやっている人でしょう。

しかしそれにも限界があります。どうしても叩けない、コツが分からないと言う人は、ドラム教室に通うのも一つの手です。

趣味程度でやってるからそこまで本格的にしなくても…と言う人、いらっしゃるかと思いますが、趣味で完璧に叩けるようになったらカッコいいですよね。

ドラム教室の講師はプロですので、譜面の読み方から叩き方のコツまで分かりやすく教えてくれます。中には動画で叩き方を教えている人もいます。

しかし、ドラム教室に通うことで上達の早道かというと疑問が残ります。確かに分かりやすく教えてもらえますが、体得するのは自分自身です。

どんなにコツを教えてもらっても、できるまでには個人差があります。できるようになれば確かに上達への早道ですが、どうしても「できない壁」というものが存在するのです。

本気でドラマーを目指す人ならば、苦労してでもその壁を乗り越えるのですが、趣味程度なら「ドラム向いてないかも」と投げ出してしまうかもしれません。

しかし、それもまた一つの道。向いていないものをずっとやり続けるのは苦痛ですし、何より時間の無駄とも言えます。

これを読んでいる人は真剣にドラムをやりたい、と思っている人が大半でしょう。ですがこれを機に他の楽器への転向するのもいいかもしれません。

とはいえ、できるだけドラムをしてほしいのでこのように書いているのですが、どんな楽器も途中で簡単に投げ出さないことが重要です。

楽器はトライ&エラーの繰り返しです。つまり練習量がモノを言う世界です。四六時中ドラムのことを考え、イメージトレーニングしてみる。そして実際に叩いてみる。すると、そうかこういうことか!とできるようになります。

ドラム教室は、その「こういうことか!」を早めに気付かせてくれる場です。ドラムが上手くなりたいという情熱があれば、非常に有効な手段でしょう。

さて、気になるドラム教室のレッスン料ですが、大体1時間3000~5000円ほどという情報があります。講師の自宅でやるか、スタジオを借りてやるかによって値段は違ってきます。

安いからと言って雑に教えるわけではありませんので、自分の予算と都合、雰囲気に合ったドラム教室を探してみるといいでしょう。

超初心者からの脱出3…1曲丸ごと完コピしてみよう

それっぽく叩けば問題ないと書いたばかりですが、どうせなら完璧に叩いてみたいですよね。

曲の最初から最後までを完全に曲と全く同じに叩く。これを「完コピ」と言います。

完コピをするには譜面が読めることと耳コピができるかが重要になってきます。必ずしも完コピしなくてはならないわけではありませんが、ドラムの勉強にはなります。

これも最初は難しくない曲をチョイスして完コピを目指しましょう。間違っても洋楽には手を出さない方が無難です。

洋楽のドラムはめちゃくちゃ難しいです。初心者が耳コピしても譜面を読んでもどう叩いているか全く理解できないフィルインが入っていることが多々あります。

洋楽のドラムは技巧と派手さでナンボという傾向がありますので、邦楽でスローテンポな曲から始めましょう。

練習の時はスローテンポをさらにスローテンポで叩いてみて、どういうタイミングでフィルインやクラッシュシンバルを叩いているのか、一小節ごとに確認していきましょう。

思っていた箇所より前後にクラッシュシンバルが入っていたり、バスドラムの叩き方がサビで変わっていたりすることがあります。この変わりどころを掴んで、徐々に曲のテンポに合わせていくのがよいでしょう。

1曲完璧に叩けたらそれはもう気持ちいいものです。やり切ったー!とすら思うかもしれません。それほど完コピは難しいものです。

何度も完コピをしているうちに、独自のフィルインを入れたくなったらレベルが上がった証拠です。また少し難しい曲に挑戦してみるのもいいですね。

ところで完コピができる人はあまり多くありません。各個人の性格がドラムの叩き方に表れるからです。

真面目に叩く人は完コピ派、自由に叩く人はフィルインを勝手に入れる派など、ドラマーによってかなり違ってきます。

ちなみに私は誤魔化し派でした(笑)16ビートを2ビートでハイハット半開きで早く叩く、バスドラムを簡素化して2回叩くところを1回で済ますなど、かなり曲の雰囲気を壊していたと思います。

ドラムは簡単に始められる楽器ですが、それを完璧にこなそうとするといくつも壁が待っています。完コピが出来た人は、「超初心者」から「初心者~中級者」にレベルアップしたと言っても過言ではありません。

まだ身に着けていない技法もあるかもしれません。でも、1曲完コピできたということは、その壁を乗り越えられる力があるのです。

頑張れば頑張るほど上達する楽器、ドラムは知れば知るほど、練習すればするほど面白い楽器なのです。

超初心者からの脱出2…耳コピしてみよう

さて、先ほど譜面の読み方にも書きましたが、どうしても譜面が覚えられない、と言う人も少なくありません。

そんな時は曲をじっくり聞いて耳コピをしてみましょう。耳コピとは、「耳で聴いてコピーする」ことの略称です。

最初はギターの音やボーカルに意識がいってしまいがちですが、ベース音を調節する機能がついたもので再生すれば、ベースとドラムの音が前面に出てくるはずです。

ベースとドラムは全く違う音色ですから、どの音がドラムかすぐに分かります。

ドラムの音を意識するには、バスドラムの音を注意して聴くとハイハットやタムの音も自然と分かってきます。

耳コピは何度も何度も同じ曲を聴いては実際に叩いてみる、ある程度ビートが分かったら聴きながら曲に合わせて叩いてみる、という方法があります。

同じ曲を聞き続けるわけですから、飽きてしまったりどうしてもどうやって叩いているか分からない部分が出てきます。休憩がてら譜面を読み返して「なるほど!」となればこちらのものです。

とはいえ、耳コピはプロの演奏ですので、どうしても叩けない部分もあるかと思います。

例えばフィルインが入ったり、まだダブルストロークをモノにしていないのにどう聴いてもそう叩いていたり…しかしご安心ください。耳コピはあくまで耳コピです。極端な話、それっぽいリズムを叩けば問題ありません。

例えば16ビートを8ビートで速く叩いてみるとか、ハイハットを開いてそれらしく聴こえるようにしてみるとか、ダブルストロークを両手でやってみるとか、色々代替案はあります。

少々物足りなくなってしまいますが、曲の雰囲気とかけ離れなければOKなのです。

ギターやベースとの違いは、この大雑把でもそれらしく聴こえるのがドラムです。あまり大雑把だと迫力がなくなってしまいますが、ある程度叩けていればリズムキーパーとしての役割は半分できていると言っても過言ではありません。

もちろん、完全にコピーした方が聴いている人たちも「おおー」と感心します。しかし、そのレベルに達していない人は叩けなくても仕方ないのです。

極端に言えば、重要なのはハイハットとスネアとバスドラムです。この3点だけきっちりしていれば、シンバル叩き忘れた!とかタム回しが上手く出来なかった!ということも少しなら誤魔化せます。

ただし、終わったからと言って練習は怠らないでください。練習しているうちにフィルインが入れられるようになるのです。

耳コピや譜面通りに叩かなくてもなんとかなるのが、ドラムの長所なのです。

超初心者からの脱出1…ドラムの譜面を読む

ドラムの譜面が読めるようになったら、「超」初心者から初心者~中級者になります。

ドラムの譜面は案外簡単で、もし聞いたことのない曲でも譜面通りにすれば叩けてしまうのが面白い所です。

基本は5線譜にハイハットやスネアなどの音符があり、音の高低や短さに合わせて決まっています。

http://pc.kyoto-seika.ac.jp/2014gakki/wp-content/uploads/sites/17/2014/12/%E5%90%8D%E7%A7%B0%E6%9C%AA%E8%A8%AD%E5%AE%9A%E3%81%AE%E3%82%B3%E3%83%94%E3%83%BC1.jpg

ドラムの譜面

これを覚えれば、どんな曲でも譜面を見て叩けるようになります。

また、リムショットやシンバルを表す省略記号もあります。実際の譜面ではこんな風に書いてあります。

○ハイハットを開く、+ハイハットを閉じる、Cym.シンバル、Rim.リムショット、H.H.ハイハット、R右手のショット、B.D.バスドラム、L左手のショット、S.D.スネアドラム、

このドラムの譜面ですが、実は読めなくてもドラムを叩くことができます。熟練者のドラマーでも、譜面が読めない人はいます。そういう人は、曲の雰囲気に合わせて叩くことができるのです。

また、コピー曲をする場合、何度も曲を聞いてリズムを刻むことができるので、譜面を読む必要がないとも言えます。ただしこれは上級者や熟練者、耳コピが得意な人がするものなので、やはり譜面は読めた方がいいでしょう。

耳コピのやり方はまた別項で詳しく解説していきますが、譜面を読むと同時に耳コピができれば曲の完成度が上がります。

オリジナル曲を作る場合も、譜面が読めるということはある程度譜面を書けることに繋がります。ここまでくると、自分の個性が強く出せるようになります。

あとはセッションでメンバーと話し合い、譜面を修正することで調和のとれたドラムリズムが出来上がってくるのです。

あとは打ち込みと言って、パソコンの音楽制作ツールでドラムの譜面を作りやすくなるというメリットがあります。ドラムを叩けてギターなどの他の楽器もも弾ける、という人は珍しくありません。

こうやって一人でもオリジナル曲が作れるようになるのです。

しかし生バンドの醍醐味は何と言ってもその場の空気、臨場感、上手く叩けたときの達成感に尽きます。

最初はドラムが簡単な曲を聴いて、できるだけ譜面を読めるようになっておきましょう。