さて、先ほど譜面の読み方にも書きましたが、どうしても譜面が覚えられない、と言う人も少なくありません。

そんな時は曲をじっくり聞いて耳コピをしてみましょう。耳コピとは、「耳で聴いてコピーする」ことの略称です。

最初はギターの音やボーカルに意識がいってしまいがちですが、ベース音を調節する機能がついたもので再生すれば、ベースとドラムの音が前面に出てくるはずです。

ベースとドラムは全く違う音色ですから、どの音がドラムかすぐに分かります。

ドラムの音を意識するには、バスドラムの音を注意して聴くとハイハットやタムの音も自然と分かってきます。

耳コピは何度も何度も同じ曲を聴いては実際に叩いてみる、ある程度ビートが分かったら聴きながら曲に合わせて叩いてみる、という方法があります。

同じ曲を聞き続けるわけですから、飽きてしまったりどうしてもどうやって叩いているか分からない部分が出てきます。休憩がてら譜面を読み返して「なるほど!」となればこちらのものです。

とはいえ、耳コピはプロの演奏ですので、どうしても叩けない部分もあるかと思います。

例えばフィルインが入ったり、まだダブルストロークをモノにしていないのにどう聴いてもそう叩いていたり…しかしご安心ください。耳コピはあくまで耳コピです。極端な話、それっぽいリズムを叩けば問題ありません。

例えば16ビートを8ビートで速く叩いてみるとか、ハイハットを開いてそれらしく聴こえるようにしてみるとか、ダブルストロークを両手でやってみるとか、色々代替案はあります。

少々物足りなくなってしまいますが、曲の雰囲気とかけ離れなければOKなのです。

ギターやベースとの違いは、この大雑把でもそれらしく聴こえるのがドラムです。あまり大雑把だと迫力がなくなってしまいますが、ある程度叩けていればリズムキーパーとしての役割は半分できていると言っても過言ではありません。

もちろん、完全にコピーした方が聴いている人たちも「おおー」と感心します。しかし、そのレベルに達していない人は叩けなくても仕方ないのです。

極端に言えば、重要なのはハイハットとスネアとバスドラムです。この3点だけきっちりしていれば、シンバル叩き忘れた!とかタム回しが上手く出来なかった!ということも少しなら誤魔化せます。

ただし、終わったからと言って練習は怠らないでください。練習しているうちにフィルインが入れられるようになるのです。

耳コピや譜面通りに叩かなくてもなんとかなるのが、ドラムの長所なのです。